使い方ガイド
essAIは「添削してもらう」のではなく「書き方のプロセスを学ぶ」アプリです。 各ステップの目的と進め方を理解してから練習を始めると、上達のスピードが大きく変わります。
出題意図を読む
採点官が何を評価しようとしているかを読み取る
キーワード出し
発想を広げ、使える材料を揃える
構成・字数配分
論の骨格を組み立てる
本文執筆
段落ごとに書き、全体をAIに見てもらう
採点・総評
弱点を把握して次の練習に活かす
このステップの目的
小論文で最も致命的なミスは「聞かれていないことを書く」こと。採点官は「出題意図を外した答案」はどれほど内容が豊富でも高く評価しません。このステップでは、書き始める前に採点官の意図を正確に読み取ります。
進め方
動詞を確認する
「述べよ」「考えを示せ」「どう対応するか」など、問題文の動詞が答えの形を決めます。動詞を丸で囲む習慣をつけましょう。
問われている要素を全て拾う
「○○の問題点と解決策」のように複数の要素が含まれているときは、①問題点は何か ②解決策は何か、と番号をつけて整理します。要素の数だけ答える必要があります。
暗黙の制約を見つける
「医師の立場から述べよ」「医療の現場では」など、明示されていない前提条件も読み取ります。採点官がどんな文脈を前提にしているかを問いかけましょう。
自分の言葉で言い換える
「このテーマでは〜と〜の2点が問われている。採点官は〜を見ている」と一文で書けるか確認します。言い換えられないときはまだ読み取れていないサインです。
よくある失敗
例:医師不足の現状と解決策について述べよ
動詞:述べよ(論拠付きの自分の意見が求められる形式)。要素:①現状(なぜ・どこで不足か)②解決策(行政レベル・医師個人レベル)。暗黙の制約:医師の立場から論じることが前提。出題意図:医師不足を構造的に理解し、医師として関われる解決策を提示できるかを見ている。
このステップの目的
構成を決める前に発想を広げるステップです。人は書きながら考えると最初に思いついたことしか書けません。先にキーワードを出し切ることで「あれも使えたのに」という後悔がなくなり、論に厚みが生まれます。
進め方
5つの切り口で機械的に出す
①原因(なぜ起きているか)②現状・実態(今どうなっているか)③影響・問題点(誰が困るか)④対策・解決策(どう解決するか)⑤医師として自分ができること――この5つを埋めるだけで15〜20個は出ます。
医師視点のキーワードを必ず入れる
「医師として自分が何をするか」がないと、どの職種でも書ける論文になります。「自分が医師だったら何ができるか」を起点にした言葉を必ず1〜2個入れましょう。
使う・使わないは後で決める
「これ使えるかな」と評価しながら出すと手が止まります。まず量を出す→後で取捨選択、この順番を守るだけでキーワードの数が2〜3倍になります。
数字・固有名詞は武器になる
「国民医療費 約46兆円」「後期高齢者の窓口負担 原則1〜2割」など、具体的な数字や制度名があると論文に信頼感が生まれます。右の用語辞書も活用しましょう。
よくある失敗
例:テーマ「医師不足」の場合
医師偏在・地域医療崩壊・診療科偏在・過重労働・働き方改革・医師増員・プライマリケア・地域枠・インセンティブ制度・チーム医療・NP(診療看護師)・タスクシフト・在宅医療・遠隔診療・かかりつけ医・医療DX・医師として偏在地域での勤務を検討
このステップの目的
本文を書き始める前に「何をどの順番で書くか」と「各段落に何字使うか」を決めます。設計図なしに書き始めると、途中で論が迷子になり、結論が定まらないまま書き直しが頻発します。このステップを丁寧にやるほど、本文執筆は速く、論理的になります。
進め方
PREP法に当てはめる
P(結論・主張)→ R(理由:2本立てが理想)→ E(具体例・事実・体験)→ P(まとめ・再結論)+医師視点。この順番で書くと論理が自然につながります。
字数を段落ごとに決める
目安:導入P 100字・理由R 200字・具体例E 300字・まとめP 200字(合計800字)。「〜字」と書いておくと本文執筆時に迷わなくなります。
理由は2本立てが最適
1本では論が薄く、3本以上では1つ1つが浅くなります。「一番強い理由+それを補強する理由」の2本が黄金パターンです。
医師視点を必ずどこかに入れる
「医師として具体的にどう行動するか」を一文でいいので構成に入れます。まとめ段落の最後に置くのが定番です。
よくある失敗
例:テーマ「医師不足」の構成メモ
P(結論):偏在対策と働き方改革が必要 / 100字 R(理由①):地域・診療科で偏在が深刻だから / 150字 R(理由②):過重労働で離職・燃え尽きが起きているから / 150字 E(具体例):地域枠制度・タスクシフト・遠隔医療 / 300字 P(まとめ):医師として偏在地域での勤務を積極的に検討したい / 100字
このステップの目的
このステップがアプリの核心です。③で作った構成メモをもとに、実際の本文を段落ごとに書いていきます。全段落を書き終えたら一括でAIフィードバックを受けます。「一文一文を完璧にしようとして手が止まる」のを防ぐために、まず書き切ることを優先しましょう。
進め方
構成メモを見ながら一段落ずつ書く
③の内容が左パネルに表示されます。段落ごとに名前をつけて(導入・理由①・具体例・まとめ)管理します。
結論から書き始める
「私は〜と考える。」で書き始め、最後に「以上より〜」で締めます。導入で背景説明だけ書いて結論が遅れるのは減点対象です。
一文は60字以内を意識する
長い文は読みにくく、論理も追いにくくなります。「。」を増やすイメージで分割しましょう。
全段落を書き終えたらフィードバックを受ける
2段落以上書くとフィードバックボタンが有効になります。全体を通して論理・文体・内容・表現の4点が評価されます。フィードバックを見て修正してから採点に進みましょう。
よくある失敗
例:導入段落の書き方
「医師不足は現代の日本医療が直面する深刻な課題である。私は医師偏在の解消と医師の働き方改革の推進によって、この問題を解決すべきと考える。以下にその理由を述べる。」
このステップの目的
完成した本文を100点満点・4項目で採点します。点数と称号が表示され、自分の弱点が明確になります。大切なのは点数そのものより「次はどこを直すか」を決めること。この改善サイクルを繰り返すことで、練習するたびに上達を実感できます。
進め方
本文が自動的に1本にまとまる
④で書いた全段落が自動的に連結されます。採点前に内容を確認し、必要であれば修正できます。
4項目の内訳を読む
論理構成(30点)・内容・知識の正確さ(30点)・文章表現・日本語(20点)・医師視点・独自性(20点)の4項目で採点されます。低い項目が自分の改善ポイントです。
「次に練習すべきこと」を確認する
採点結果の最後に具体的な次のアクションが1つ示されます。次回の練習ではその点を意識してテーマに取り組みましょう。
別のテーマで繰り返す
1テーマを仕上げたら、別のカテゴリのテーマにも挑戦しましょう。「時事型」「倫理型」「強制賛否型」など、形式によって書き方のコツが変わります。
よくある失敗
例:採点結果のイメージ
【総合得点】72点 / 一般医師レベル 論理構成:22/30 内容:20/30 文章:15/20 医師視点:15/20 【次に練習すべきこと】 医師視点が「チーム医療を推進する」で止まっている。「自分が研修医として具体的に何をするか」まで踏み込むと独自性が上がる。